12.良い汗・悪い汗の種類!

「良い汗は、サラサラして臭わない」

私たちの汗の大半は、エクリン汗腺から出る汗です。
体温が上昇すると、体温を下げため皮膚表面から水分を蒸散させるのに、
血液中の水分が汗腺に送り込まれます。

このとき、水分と一緒にミネラル分も送り込まれるため、
一度汗腺に取り込まれたミネラル分は、血管に再吸収されるんですね。

そしてわずかな塩分を含んだ水分だけが汗として皮膚表面に排出されます。

血液への再吸収機能が正常に働いていると、限りなく水に近いサラサラの汗が出ます。

これが本当の「良い汗」です。

また、良い汗はわずかな塩分を含んでいるだけなので、皮膚表面を弱酸性に保たれ、
皮膚の常在菌が繁殖するのを最低限に抑えてくれます。

良い汗をかいていれば、たとえ量が多くても、体はそれほど臭くなりません。

「悪い汗は、ベタベタして臭う」

汗腺の働きが低下すると、ミネラル分の再吸収がうまく行われず、
水分と一緒に体外へ排出されてしまいます。

この汗はベタベタしていて蒸発しにくいため、体温調節がスムーズにいきません。

また、ミネラル分を多く含んでいると皮膚表面はアルカリ性になり、
常在菌などの雑菌が繁殖して活発になることで、汗のニオイが強くなってしまいます。

現代人がかくほとんどの汗は、この「悪い汗」です。

運動不足をはじめとして汗をかく習慣がないことが、汗腺機能の低下を招きます。

さらに、肉中心の食生活、生活環境や人間関係におけるストレスなども、
汗の質を低下させる原因となります。

とくに、日ごろ汗をあまりかかない人の汗腺には老廃物や角質がたまりやすく、
いざ汗をかいたときにこれらの不純物も一緒に排泄されベタベタした汗になるのです。

不安や緊張によって起こる精神性発汗でも、突発的に大量の汗をかくため、
ミネラル分の再吸収が間に合わず、悪い汗になってしまいます。

できるだけ良い汗をかきたいものですね。


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